カジノ法案成立!予習にロバート・デ・ニーロ主演『カジノ』を見よう。
簡単に言うと
・裏社会から成り上がったカジノオーナーの自伝映画
・結婚相手の娼婦は金の亡者
・振り回されてカジノはゴタゴタ
カジノ法案が成立して、庶民には映画の中で見たことのあるだけだったカジノがいよいよ日本にもできることになります。アメリカでカジノがまだ裏社会のものだった時代、その時代の話を見てみましょう。
あらすじ、概要
1995年公開 ある天才賭博師を通じて、まだマフィアの支配下にあった1970年代から80年代のラスベガスを描く。
・親分衆からカジノを任されているエース(デニーロ)は用心棒で幼馴染のニッキー(ジョーペシ)に汚れ仕事を任せている。親分衆は売り上げをピンハネ。
・エースはジンジャー(シャロン・ストーン)に一目惚れして結婚。
・ジンジャーにはレスターというゴキブリヒモ野郎がいた。
・レスターを巡ってジンジャーとは何度も喧嘩、ジンジャーは酒と薬に溺れてく。
・ニッキーとも扱いやジンジャーを巡って険悪に。
・組織やFBIを巻き込む自体になっていく。
監督:マーティンス・コセッシ × 主演:ロバート・デ・ニーロ&ジョー・ペシ
この映画は、ニコラス・ピレッジのノンフィクション書籍に基づいており、大部分事実・実話に基づいている。本作と同じくスコセッシ監督、デ・ニーロ及びペシ出演、ピレッジ原作で映画化された1990年作『グッドフェローズ』の成功を受けて製作されたスコセッシの「モブ・マフィアもの」第2弾という位置づけである。
故郷を離れて一攫千金を狙うマフィアの二人。バイオレンスなジョー・ペシ、そのせいで自分で追い込まれてくジョー・ペシ。酒、金、女、ドラック。wikiにもこうあるようにグッドフェローズ的な要素満載。
スコセッシらしい成功と失墜の物語が楽しめます。
注目すべきは男と女
注目すべきは淫売女ジンジャーのクズっぷり!!と書きたいところですがそんな女を妻にめとったエースとの関係に注目したいです。
ジンジャーはゴキブリ野郎のレスターに貢いでいるもののただのカモにされています。レスターのジンジャーに対する態度はくそ。結婚式の日もレスターに電話するもレスターは娼婦のような女といます。
エースに感情移入するとすれば好きな女がクソ男に惚れていて苦しめられているなんて耐えられないでしょう。エースも最初は男らしく優しく接し、金とレスターだけにぞっこんのジンジャーを幸せにしようとします。
その後が最低、ヒモ男のレスターに金渡すわ、ヒモがエースの手下にボコられるとエースを攻めるわ、ニッキーと寝るわで最低です。男、酒、ドラッグ、散財など最低すぎる。
愛する女を手に入れたはずなのにその女は自分の金とヒモ男にしか興味がない。愛しているだけにエースがかわいそうでなりません。
男と女の恋愛観や結婚観、友情と愛情など男と男と女の間に生まれる奇妙な感情に注目です。
関連作品
・グッド・フェローズ
・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート
など